「カラーコンタクトレンズ」を使用する際の注意点

コンタクトレンズ

ファッションアイテムとして定着したカラーコンタクト

現在は、レディースのファッションアイテムを扱うお店でも、カラーコンタクトレンズを扱う店舗が増えています。

視力を補う道具として、メガネに代わりコンタクトレンズが一般化してきたのは、平成の時代になってからのことです。
オシャレの用途で装着するメガネがあるように、コンタクトも徐々にファッションとしても扱われるようになりました。
しかし、コンタクトレンズは眼球に直接装着するため、使用方法を誤ると、メガネよりも視力に悪影響を及ぼします。
気軽に購入できる時代だからこそ、コンタクトの基本的な使用方法を守るようにしましょう。

使用期限を守って

カラーコンタクトには、使い捨てのものが多く、1日や1週間など使用期限が決まっているケースがほとんどです。期日を超えて使い続けると、雑菌の繁殖やコンタクトそのものの劣化に伴い、眼球を傷めて角膜潰瘍になってしまったり、瞼が垂れ下がる眼瞼下垂になってしまう恐れもあります。捨てるのはもったいないと惜しまず、定期的に交換して使用するようにしましょう。
ただし、雑に扱えば使用期限に関係なく劣化して、目を傷つけてしまう可能性もあるので、コンタクトレンズは日々適切なケアを行うようにしてください。

オモテとウラをよく確認

カラーコンタクトは柔らかい素材の「ソフトコンタクトレンズ」が多く、指でカンタンに変形させられます。そのため、カラーコンタクトは表と裏が逆になりやすく、うっかり裏返しのまま装着してしまうこともしばしばです。正しく装着できないと、これも目を傷める原因となってしまうため、装着前の確認は入念に行うようにしましょう。コンタクトレンズの縁が、外側に反り返ってる状態が裏返しと憶えておくと、確認の際に便利です。

何かあった時はすぐに眼科

カラーコンタクトレンズを使用する際は、眼科を受診して目の検査を行いましょう。また、何か異常を感じた時にすぐに診てもらえるようにする配慮も欠かせません。
厚生労働省でも、カラーコンタクトレンズを使用する際に、眼科受診や使用方法の遵守など、適正使用について呼びかけています。
ちなみに、ファッション用のコンタクトレンズは、製造と輸入にあたっては厚生労働大臣の承認が、販売にあたっては都道府県知事の販売業の許可が必要です。そのため、許可証や許可番号が掲載されていないショッピングサイトや店舗では、購入を控えた方が賢明でしょう。

貸し借り厳禁

友達や知人同士で、カラーコンタクトの貸し借りをし合うのは厳禁です。
レンズが合わずに眼球を傷つけたり、レンズを介して目の病気に感染する恐れがあります。ちなみにファッション用のコンタクトレンズは、色が付いているぶん視界を遮ることが多く、自転車や車の運転を妨げるケースもしばしばです。必要時以外は外しておくようにしましょう。